神輿・山車
洗足北町会には三基の神輿と山車があります。
「大神輿」「中神輿」「小神輿」
【大神輿】2尺唐破風屋根(からはふやね)白木神輿 中台祐信作
1979年(昭和54年)に青年部が創設される以前は「中神輿」「小神輿」の2基しかありませんでした。初代青年部 倉持一郎部長を中心に青年部はまず大神輿を新調し、9月の碑文谷八幡宮例大祭を賑やかにすることで町会にも活気がつくと考え、月1回の新聞等廃品回収を青年部が自発的に行い、僅かながら新調神輿の資金を貯蓄し始めました。その活動を塙俊町会長はじめ執行部は青年部の活動並びに新調神輿に協力することとなり、寄付を募る事となります。また青年部が神輿を新調したいとの想いを町内にお住まいの須川信猪・信子御夫婦が知ることとなり、町会に多大なる寄付の申し出があり、当時青年部、町会も大変びっくりしました。
こうして悲願の新調神輿の資金が集まることができました。
洗足北町会の中神輿・小神輿は行徳後藤神輿店の神輿です。まずは後藤神輿店に作成依頼をしに行徳に行きましたが、すでに後藤神輿店は閉店してしまってました。浅草宮本卯之助商店や行徳中台神輿製作所を見に行き、最終的に1981年(昭和56年)行徳中台神輿製作所に作成依頼することとなりました。1982年(昭和57年)新調神輿が洗足北町会に落成到着しました。
中台神輿の特徴的な二重台輪に、当時では珍しい蕨手に昇り龍で金と銀のコンビネーションメッキを施してます。新調してから30年近く経ち2013年(平成25年)に大修復をしました。
【中神輿】1尺5寸唐破風屋根(からはふやね)白木神輿 後藤直光作
昭和29年洗足北町会ができる前の原和會で大正後期から昭和初期に
市川行徳 後藤神輿店で作られた神輿です。当町会が設立された頃は大人神輿として町会の皆さんに担がれてました。洗足北町会の原点の神輿です。
【小神輿】1尺5寸延屋根(のべやね)塗り神輿 後藤直光作
昭和29年洗足北町会ができる前の原和會で大正後期から昭和初期に
市川行徳 後藤神輿店で作られた神輿です。当町会の子ども神輿として今現在もたくさんの子どもたちに担いでいただいております。2013年(平成25年)大修復しました。
【山車】5尺×3尺5寸 太鼓2尺1寸
洗足北町会の山車は町会が設立前の1934年(昭和9年)に製造された山車です。洗足北町会の前身原和會から神輿と一種に当町会に引き継がれました。
2019年(平成31年)に東京都コミュニティ助成事業の「宝くじの社会貢献広報事業」で、山車の全面修復をしていただきました。これによって山車もきれいになり、破損箇所も無事に修理できることができました。
太鼓の上には珍しく桃太郎が乗ってます。9月のお祭りにはたくさんの子ども達に引いてもらい町内を渡御してます。これからも町内の子ども達に引いてもらえることを願ってます。